飼料について


春夏秋冬の飼料原材料の99%が近隣地域から調達できる未利用資源です。
具体的には、お米の出荷前選別ではじかれた屑米、日本酒を作る時に発生する米糠と酒粕、豆腐を作る時に残ってしまうオカラ、ビール粕、製粉粕、餡殻など、年間300トン以上の未利用資源を利活用しています。
市販の配合飼料に頼らず、近隣地域で発生する食品副産物や農業残渣を飼料化すると同時に、それらを鶏舎の敷料としても利用し、堆肥として田畑に循環することで、外部環境に依存しない自立した養鶏と農業を構築することが可能になります。

①発酵飼料(自家製)

米糠発酵飼料
季節の発酵飼料
オカラ発酵飼料

②季節のサラダ(緑餌)

春:菜の花
夏:ソバの新芽
秋:サツマイモの蔓
冬:白菜

☆春夏秋冬の飼料は、低カロリー&低タンパクの粗飼料☆

鶏の「成長を早める」、「産卵数を増やす」ことを目的とした配合飼料とは正反対の粗飼料を給餌することで、

① 緩やかな成⾧速度を実現し、鶏の体躯が充実してからの初産を可能にする。
② 産卵の間隔を⾧くし、体力を充実させた状態での余裕ある産卵を可能にする。