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鶏さんのウ○チをクリックするなんて・・・
お好きですね?
【鶏糞は2種類】
鶏糞好きな方には常識ですが、鶏糞には「正常便」と「盲腸便」の2種類があります。
1.正常便
棒状・少しうず巻き盛り上がった固形体で、乳白色膜様物(尿酸塩・鶏の尿)を載せていることが多い。
2.盲腸便
褐色・糊状の糞便で、鶏は1日数回排泄する。正常便よりも臭いが強い。
健康な鶏の糞は臭わない
春夏秋冬の鶏たちように、発酵飼料、緑餌をたくさん食べている弱アルカリ体質の健康な鶏の糞は殆ど臭いません。
一方、魚粉や肉骨粉といった不自然な動物性タンパク質や濃厚な配合飼料を食べている鶏の体液は酸毒化が進み、悪臭を放つ糞をするようになります。
また、春夏秋冬の鶏舎では、落ち葉や腐葉土といった他の床材と鶏糞が混ざり合うことで防臭効果が得られ、来訪者が「子供の時にカブトムシを獲りに行った森林の香りがする」というぐらい良い香りが漂うこともあります。
【鶏糞観察=健康診断】
春夏秋冬では、朝晩、鶏糞観察を必ず行ないます。
1.糞中の乳白色模様物割合の確認から、タンパク質の過不足を推測し、
2.硬便・軟便・水様便の確認から、鶏の体液の状態を判断しています。
上記判断から、餌の割合や量を調節することで、鶏の健康維持に繋げます。
【鶏糞は循環の要】
春夏秋冬の鶏糞堆肥の特徴は、鶏糞が鶏舎の床材(落ち葉、腐葉土、剪定枝など)と混ざり合い、土中の微生物が繁殖し、その微生物の分泌により作られた酵素やビタミン類が多く含まれる点にあります。
また、抗生物質や薬剤も使用していないため、鶏糞堆肥に抗生物質や薬剤が残留し、畑を汚染する心配もありません。
この安全な鶏糞堆肥が、安全な作物を育て、人間や鶏がその作物を食べる。